七十二候御朱印|初候から次候へ
七十二候が初候から次候へ変わります。
一年かけて次候と伝統色をご紹介して参ります。
日本人が古代から様々な色に遭遇し、色彩感覚を磨き、 素直に映しこんだ繊細な色の数々と、多彩な季節をの変化を感じつつ、 御参拝頂けると幸いです。
七十二候に着目した、いろもよう御朱印の詳細はこちらから
※書置きのみとなります※
◎七十二候御朱印(次候):蟄虫坏戸 (むしかくれてとをふさぐ) と菊花開 (きくのはなひらく) の2種類
「蟄虫坏戸」
秋分の次侯で9月28日~10月2日。寒さを覚えた虫たちが地中に姿を隠す頃。
夏が終わり、外で活動していた虫たちは寒さの到来を察知して、冬ごもりの支度を始めます。
蝶の幼虫はさなぎになって寒さに備え、クワガタやテントウ虫は成虫のまま木の根元や土の中にもぐり静かに春を待ちます。そして来年の春、啓蟄 (けいちつ) の頃になると再び姿を現します。
「菊花開」
白露の初候で10月13日~17日。菊の花が咲き始める頃。
この時期にひと月遅れで迎える旧暦9月9日の「重陽の節句」は、ちょうど菊の花の盛りの頃。
別名「菊の節句」とも言われ、この日には菊の花を浮かべた菊花酒を飲み、長寿と無病息災を願う風習がありました。
また、重陽の日に、摘んだ菊の花を乾かして袋に詰めた「菊枕」で眠ると、菊の香り漂う寝心地に、夢に愛しい人が現れる、邪気を払うという言い伝えがあり、女性から男性に贈られたそう。
◎文字の色(日本の伝統色):蟄虫坏戸=貴族鼠(きぞくねず) 菊花開=紅色(べにいろ)
「貴族鼠」
紫色がかった鼠色に用いられます。灰色がかっているため、色名に「鼠」が入っています。鼠色の中でも紫みの鼠色はきものの色として愛好されました。紫は、古来貴族の色であり、上品な色という意味で貴族鼠と呼ばれています。
「紅色」
紅花の濃染による鮮やかな赤色のことです。
艶やかな紅色は平安朝の人々に人気でしたが、紅花染は非常に高価であり濃染は『禁色きんじき』とされて高貴な身分しか着用できませんでした。
紅色は古くから多くの人々に愛されたばかりか、日本の国旗の赤丸が『紅色』と定められているなど、我が国にとっても馴染みの深い大切な色と言えそうです。
◎期間:9月23日~10月22日
◎初穂料:各500円
◎時間:9時頃~17時頃まで
◎書置きのみ(こちらでお貼りいたします)
◎アクセスについて
当社は山道入口がわかりにくく、車のナビを設定すると麓の社務所に案内されますので、御注意下さい。
■スマートフォンのgoogle mapアプリであれば、御館山稲荷神社で設定頂ければ大丈夫です。
■車のナビをお使いの場合は、諫早市永昌町42-24を設定頂ければ山道入口に着きますので、そのまま山道をお進み下さい
◎諸々のご事情にてご参拝が叶わない方々のために、郵送による授与品のお申し込みを承っております。
お申込みは授与品サイトよりお願い致します。