神々と
三々九度の
杯を交わす

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神前結婚式

神殿にて行われる、日本古来の
伝統的な挙式形式「神前式」
その起源は、明治三十三年に行われた
大正天皇のご成婚の慶事です。
ご両家の親族同士が結びつくという
考え方のもと、伝統的な儀式を行い
神々にふたりの結婚を報告しましょう。
白無垢や黒引き振袖を身にまとい
雅楽の音色が響く、厳かで格式高い
雰囲気の中で執り行う神前式は
二人のきずなをより強く
結びつけることが出来るでしょう。

神前結婚式とは

婚式は、数ある人生儀礼の中で最も晴れやかな一生に一度の大切な儀式です。
多くの男女の中から二人が結ばれた神様のご配慮に感謝すると共に、平和な家庭を築き子孫の繁栄を計って行くことを神前にお誓い申し上げるものです。

日本の神話の中で、性別を持って生まれた『いざなぎのみこと』という男神と『いざなみのみこと』という女神が天の御柱を巡って結ばれ、この日本に多くの神々をお生みになり、日本という国が始まりました。
いざなぎの命といざなみの命の二人の神様のように、深く結ばれ、また新たな命を生み、育み、次世代へ受け継がれていく、結婚式にはそんな願いが込められています。

●初穂料/50.000円 ●ご親族の参列可能人数/ご両家15名ずつの計30名程度

挙式の流れ

修祓(しゅばつ)

参列者は神職からお祓いをうけます。おじぎの要領で軽く頭を下げます。神様へ祈る前に心を清める意味を持ちます。

祝詞奏上(のりとそうじょう)

斎主が神前へと進み、神様にお二人の結婚を報告します。
ここでふたりの幸せと参列者の安泰を祈願します。

神楽奉奏(かぐらほうそう)

太鼓と笛に合わせて巫女が舞う「里神楽(さとかぐら)」です。
華やかな舞と楽が神事に色を添えます。

三献の儀(さんこんのぎ)

三三九度の盃のことです。神職と巫女が御神酒と杯を持参いたします。お酒が注がれたら、最初の2度は口を付ける程度に小さく、3度目で飲みほします。

誓詞奉読の儀

新郎新婦が神前にて、結婚の報告と夫婦の誓いを申し上げます。

結婚指輪交換の儀

新郎新婦が互いに結婚指輪を取り交わします。
最初は新郎が指輪を取って新婦の左手の薬指に指輪をはめ、次に新婦が新郎の左手の薬指に指輪をはめます。

玉串拝礼(たまぐしはいれい)

神様に玉串という榊(さかき)の枝を捧げます。
神前に進み、玉串を通して自らの誠の心を捧げるとともに、神さまのお陰をいただきます。

親族盃の儀(しんぞくさかずきのぎ)

両家の親族が揃って御神酒をいただくことにより、親族の契りを交わすという儀式です。御神酒が全員に行き渡ったら、乾杯を行います。