七十二候御朱印(末候)|菜虫化蝶と雷乃発声
日本人が古代から様々な色に遭遇し、色彩感覚を磨き、 素直に映しこんだ繊細な色の数々と、多彩な季節をの変化を感じつつ、 御参拝頂けると幸いです。
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◉七十二候御朱印(末候):菜虫化蝶(なむしちょうとなる)と雷乃発声 (かみなりすなわちこえをはっす)の2種類
「菜虫化蝶」
啓蟄の末侯で3月15日〜19日。菜虫が蝶になり、飛び交い始める頃。菜虫とは、大根や蕪などの葉を食べる青虫のことで、一般的には蝶の幼虫などを指します。菜の花が咲いて、蝶が舞い始めると、いよいよ本格的な春の到来です。蝶へと生まれ変わり、ひらひらと美しく舞う姿は、まさしく春の象徴と言えます。
「雷乃発声」
春分の末候で3月30日〜4月3日。初雷が鳴り出す頃。立春後に初めて鳴る雷のことを「初雷」、春に鳴る雷を「春雷」と呼びます。雷といえば夏に多いものですが、「春雷」は夏の雷と違って激しくはなく、一つ二つ鳴ったかと思うと、それきり止んでしまいます。
◉台紙の色(日本の伝統色):菜虫化蝶=菜の花色(なのはないろ) 雷乃発声=空色鼠(そらいろねず)
「菜の花色」
油菜の花色のような、明るく鮮やかな黄色のことです。 別に菜種色(なたねいろ)とも呼ばれました。菜の花色は近代になって登場した新しい色名で、古来よりこの系統の色は刈安(かりやす)や黄蘗(きはだ)と呼ばれていました。
「空色鼠」
薄曇りの空のような青みを含んだ明るい灰色のことです。江戸後期に流行した鼠色(ねずみいろ)の一種で、うすく曇った天気のわずかに明るい空模様を見事に表現した「粋」な色になります。
特に鼠系の色は現代でいうところのクールな色として若者に人気があったようです。
◎期間:3月6日〜4月4日
◎初穂料:各500円
◎時間:9時頃〜17時頃、水曜日は定休日(その他、臨時のお休みや時短になる日がございます)
◎書置きのみ(こちらでお貼りいたします)
◎アクセスについて
当社は山道入口がわかりにくく、車のナビを設定すると麓の社務所に案内されますので、御注意下さい。
■スマートフォンのgoogle mapアプリであれば、御館山稲荷神社で設定頂ければ大丈夫です。
■車のナビをお使いの場合は、諫早市永昌町42-24を設定頂ければ山道入口に着きますので、そのまま山道をお進み下さい
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