七十二候(末候)金盞香と橘始黄
日本人が古代から様々な色に遭遇し、色彩感覚を磨き、 素直に映しこんだ繊細な色の数々と、多彩な季節をの変化を感じつつ、 御参拝頂けると幸いです。
七十二候に着目した、いろもよう御朱印の詳細はこちらから
※書置きのみとなります※
◎七十二候御朱印(末候):金盞香(きんせんか さく)と橘始黄 (たちばな はじめて きばむ)の2種類
「金盞香」
立冬の末侯で11月17日〜21日。水仙の花が咲き、芳しい香りを放つ頃。ここでいう「きんせんか」とは、春に咲くキク科の金盞花ではなく、水仙のことをさしています。金盞は黄金の杯 (さかずき) のことで、6枚の花びらの真ん中に黄色い冠のような副花冠をもつ水仙の異名です。冬の厳しい寒さの中でもすっと立ち上がって咲く姿は、楚々とした美しさがあります。
「橘始黄」
小雪の末候で12月2日〜6日。橘の実が黄色く色づき始める頃。橘とは、日本に自生する日本固有の柑橘類「ヤマトタチバナ」のことです。一年中つややかな葉を茂らせている橘。その葉は枯れることのない常緑樹であることから、めでたいものとして扱われ、平安時代から御神木として宮中などに植えられてきました。
◎台紙の色(日本の伝統色):金盞香=薄墨色(うすずみいろ) 橘始黄=柑子色(こうじいろ)
「薄墨色」
墨を薄めたようなやや薄い灰色のことです。淡墨色ともかきます。色名としても古く、鼠色や灰色という色名が使われる以前から用いられてきました。
「柑子色」
蜜柑色をやや薄くしたような明るい黄赤色のこと。柑子は古くから日本で栽培されたミカンの一種でコウジミカンの略。萱草色(かんぞういろ)の別名とも言われますが、現代では「萱草色」はもう少し鮮やかな色を指します。
◎期間:11月7日~12月6日
◎初穂料:各500円
◎時間:9時頃~17時頃、水曜日は定休日(その他、臨時のお休みや時短になる日がございます)
◎書置きのみ(こちらでお貼りいたします)
◎アクセスについて
当社は山道入口がわかりにくく、車のナビを設定すると麓の社務所に案内されますので、御注意下さい。
■スマートフォンのgoogle mapアプリであれば、御館山稲荷神社で設定頂ければ大丈夫です。
■車のナビをお使いの場合は、諫早市永昌町42-24を設定頂ければ山道入口に着きますので、そのまま山道をお進み下さい