七十二候御朱印(次候)|霞始靆と桃始笑
日本人が古代から様々な色に遭遇し、色彩感覚を磨き、 素直に映しこんだ繊細な色の数々と、多彩な季節をの変化を感じつつ、 御参拝頂けると幸いです。
七十二候に着目した、いろもよう御朱印の詳細はこちらから
※書置きのみとなります※
◎七十二候御朱印(次候):霞始靆 (かすみはじめてたなびく)と桃始笑 (ももはじめてわらう)の2種類
「霞始靆」
雨水の次候で2月24日〜28日。春霞がたなびき始める頃。「靆=たなびく」は、霞や雲が層をなし、薄く長く漂っている様子を表しています。春になると、遠くの景色がぼんやりとかすんで見えることがありますが、こうした現象を「霞」と呼びます。「霞」は春の季語、「霧」は秋の季語とされ、時期によって呼び名を変えます。
「桃始笑」
啓蟄の次候で3月10日〜14日。桃のつぼみがほころび、花が咲き始める頃。昔は花が咲くことを「笑う」と表現しました。
「山笑う」とは春の季語で、芽吹き始めた華やかな山の形容です。桃の花は、梅と桜の間を縫うようにして咲き出します。梅は咲いたが、桜にはまだ少し早い3月の中頃、桃のつぼみはほころび始め、旧暦のひな祭りにあたる4月上旬頃、ちょうど満開を迎えます。
◎台紙の色(日本の伝統色):霞始靆=古代紫(こだいむらさき) 桃始笑=桃紅色(とうこうしょく)
「古代紫」
わずかに赤みを帯びた、くすんだ紫色のことです。紫草という多年草の根による紫根染めで染められており、江戸時代に流行した青みを帯びた派手な紫が「今紫」と呼ばれたのに対して付けられた色名です。
「桃紅色」
桃色に比べると紅の色味が強く、華やかさがより増した濃いめのピンク色です。これからの桃や桜の開花、そして新緑の季節への移り変わりのような自然の瑞々しさを表していますね。着物の色に使われています。
◎期間:2月19日~3月20日
◎初穂料:各500円
◎時間:9時頃~17時頃まで
◎書置きのみ(こちらでお貼りいたします)
◎アクセスについて
当社は山道入口がわかりにくく、車のナビを設定すると麓の社務所に案内されますので、御注意下さい。
■スマートフォンのgoogle mapアプリであれば、御館山稲荷神社で設定頂ければ大丈夫です。
■車のナビをお使いの場合は、諫早市永昌町42-24を設定頂ければ山道入口に着きますので、そのまま山道をお進み下さい