七十二候御朱印|葭始生 と蛙始鳴
日本人が古代から様々な色に遭遇し、色彩感覚を磨き、 素直に映しこんだ繊細な色の数々と、多彩な季節をの変化を感じつつ、 御参拝頂けると幸いです。
七十二候に着目した、いろもよう御朱印の詳細はこちらから
※書置きのみとなります※
◎いろもよう(七十二候)御朱印:葭始生 (あしはじめてしょうず) と蛙始鳴 (かわずはじめてなく)の2種類
「葭始生」
二十四節気の穀雨の初侯で4月20日~24日。
だんだんと暖かくなり、野山だけでなく、水辺の葭 (あし) も芽を吹きはじめる季節です。
葭は、「葦 / 蘆」とも書き、また「悪(あ)し」に通じることから、「善(よ)し」とも読まれます。
葦の茎は、竹同様に中が空洞で、軽くて丈夫なため、茅葺き民家の屋根材などとして、古くから様々な形で利用され、人々の暮らしに身近な植物でした。
「蛙始鳴」
二十四節気の立夏の初候で5月5日~9日。
野原や田んぼで蛙が鳴き始める頃となりました。
蛙の声が響くようになると、野山の若葉もみずみずしく輝いて、まもなく本格的な夏が訪れます。真夜中に響く蛙の大合唱は、夏の夜の風物詩。
「無事帰る」「お金が帰る」などにつながることから、古くから縁起が良いとされてきました。
◎文字の色(日本の伝統色):葭始生=鉛丹色(えんたんいろ) 蛙始鳴=常磐色(ときわいろ)
「鉛丹色」
酸化鉛のやや赤みを強くした鮮やかな橙色のことです。
鉛丹は、錆止めや腐敗防止の働きもあること、さらに赤という色が崇められていたこともあり、神社仏閣をはじめ建物などの下塗りに用いられました。
また最古の顔料の一つとしても知られ、正倉院に保存されています。
「常磐色」
松や杉などの常緑樹の葉の色のように茶みを含んだ濃い緑色のことです。
「常盤色」とも書きます。平安時代、年中葉の色が変わらない緑の常緑樹のことを常盤木といい、永久に不変という意味がありました。
この色は緑を讃え、長寿と繁栄の願いが込められた色名です。
◎期間:4月20日~5月20日
◎初穂料:各500円
◎時間:9時頃~17時頃まで
◎書置きのみ(こちらでお貼りいたします)
◎アクセスについて
当社は山道入口がわかりにくく、車のナビを設定すると麓の社務所に案内されますので、御注意下さい。
■スマートフォンのgoogle mapアプリであれば、御館山稲荷神社で設定頂ければ大丈夫です。
■車のナビをお使いの場合は、諫早市永昌町42-24を設定頂ければ山道入口に着きますので、そのまま山道をお進み下さい
◎諸々のご事情にてご参拝が叶わない方々のために、郵送による授与品のお申し込みを承っております。
お申込みは授与品サイトよりお願い致します。