七十二候御朱印|乃東枯と温風至
日本人が古代から様々な色に遭遇し、色彩感覚を磨き、 素直に映しこんだ繊細な色の数々と、多彩な季節をの変化を感じつつ、 御参拝頂けると幸いです。
七十二候に着目した、いろもよう御朱印の詳細はこちらから
※書置きのみとなります※
◎いろもよう(七十二候)御朱印:乃東枯 (なつかれくさかるる) と温風至 (あつかぜいたる) の2種類
「乃東枯」
夏至の初侯で6月21日~25日。乃東が枯れていく頃。乃東とは、冬至に芽を出し夏至に枯れる「夏枯草 (かこそう)」の古名で、紫色の花を咲かせる「靫草 (うつぼくさ)」の漢方名でもあります。
ウツボグサは、日当たりの良い山野の草地に群生し、夏至の頃に枯れていきますが、この枯れて茶色くなった花穂が「夏枯草 (かこそう)」です。「乃東枯」は、冬至の初候「乃東生 (なつかれくさしょうず)」と対になっています。
「温風至」
小暑の初候で7月7日~11日。熱い風が吹き始める頃。
この時節の前後に梅雨が明けますが、梅雨明け頃は、湿った暖かい空気が流れ込みやすいため雷雲が発生しやすく、突然の雷雨、突風が起こることも。
また、強い日差しと共に気温が一気に上がるので、注意が必要な時季でもあります。
◎文字の色(日本の伝統色):乃東枯=枯茶(かれちゃ) 温風至=浅葱色(あさぎいろ)
「枯茶」
枯茶(かれちゃ)とは、紅葉のように鮮やかな色ではなく、その名の通り朽ちる前段階の葉の色で、やや灰色がかった濃い茶色です。
「浅葱色」
蓼藍(たであい)で染めた明るい青緑色のことです。浅葱とは薄い葱ねぎの葉に因ちなんだ色で、平安時代にはその名が見られる古くからの伝統色です。
浅葱色は幕末に新撰組のダンダラ模様の羽織の色として使用されたことが有名です。
◎期間:6月21日~7月21日
◎初穂料:各500円
◎時間:9時頃~17時頃まで
◎書置きのみ(こちらでお貼りいたします)
◎アクセスについて
当社は山道入口がわかりにくく、車のナビを設定すると麓の社務所に案内されますので、御注意下さい。
■スマートフォンのgoogle mapアプリであれば、御館山稲荷神社で設定頂ければ大丈夫です。
■車のナビをお使いの場合は、諫早市永昌町42-24を設定頂ければ山道入口に着きますので、そのまま山道をお進み下さい
◎諸々のご事情にてご参拝が叶わない方々のために、郵送による授与品のお申し込みを承っております。
お申込みは授与品サイトよりお願い致します。