境内案内

御館山稲荷神社の境内には、本殿以外にも『鎮西八郎為朝ゆかりの矢受け石』『四面上宮と船魂明神』『開運の神として知られる豊前坊』『奥殿』『狐の巣穴』など参拝場所が点在しています。
境内からは雲仙・多良の霊峰を仰ぎ、諫早の清流本明川が諫早市街を貫き有明海に注いでいるのが望まれ、また正月は雲仙岳から昇るご来光、春には満開の桜や桃、秋には境内から望む中秋の名月など四季折々の風情を感じることができます。

『酒は酒屋で 濃い茶は茶屋で 諫早名物 おこしにうなぎ お参りするなら 御館山稲荷( こうえみさん)へ』と親しまれた当神社のご利益を戴かれながら御館山の透明清澄を感じてみて下さい。

本殿と拝殿

本殿は神様がお鎮まりになる所です。神職以外は何人も入ることは許されません。
拝殿はお祭やお祓いを受けるときに、お祭の参加者・願主などが座る所で、正式参拝、各種ご祈祷、神社の大切なお祭の時に参列するところです。その奥に 階段があり、本殿へと進みます。拝殿と本殿の間に御神饌を供える弊殿 があり ます。

当神社は平成十七年に『平成の大造営』として社殿の改築・舞台増築・駐車場整備を行い現在に至ります。

 

鎮西八郎為朝の矢受け石(天狗岩)

御館山は標高九十九メートルの独立丘で若き日の源為朝が頂上に館を築いたのでこの名がついたと言われています。
源為朝は平安末期、源為義の第八子として生まれました。子供のころから体も大きく暴れん坊だったので、見かねた父は為朝を九州に追いやりました。しかし九州でも暴れん坊ぶりは収まるどころか、戦いに明け暮れ二年の内に九州を平定し、鎮西八郎を名乗るようになりました。
その頃諫早にもやってきたのか為朝にまつわる伝説が残っています。二メートル半もある強弓を引いた弓の名手である為朝が御館山の頂上から弓を射ました。するとその矢は小豆崎にまで届いたそうで「矢着崎」がなまって「小豆崎」になったと伝えられています。

手水舎のうしろに天狗を刻んだ巨岩がありますが、その側面には大きなくぼみがあり、これは為朝の放った矢が刺さった跡との説と、敵が放った矢が刺さり、為朝の命を救ったとの説があります。

四面上宮(しめんじょうぐう)と船魂明神(ふなだまみょうじん)

山頂に五智光山四面上宮の石碑があります。
ここは壮厳寺(現諫早神社)の浄宮として祭祀され、開基は元禄五年三月で、現在の石碑は享保十三年九月の再興と刻されています。

船魂明神は四面上宮の側にあり、昔夜な夜なここから光る霊光が有明の海に出漁する漁夫達の大漁を守っていたという言い伝えがあります。

山頂までは足場が悪い場所を通らなければなりませんのでお気をつけ下さい。

 

豊前坊(ぶぜんぼう)と奥殿(おくでん)

拝殿横の石段を登ると奥殿と豊前坊が祭祀されています。

豊前坊は宝暦六年、開運の神として広く知られ、役の行者の開山以来修験者の道場として有名な豊前英彦山の祭神天忍穂の命の分霊を祭ってあります。工場安全・開運悪疫退散の守護神として有名です。

古代より神の霊は山や森、樹木や滝、洞窟等に籠るとされています。当時人々の信仰を集めていた自然の祠に、昭和三年の御大典を記念奉祝し石材で社殿が建立され、奥殿として現在に至っています。

藤の森稲荷神社跡(旧稲荷)

諫早藩主十五代武春公の代に祭祀されましたが、明治五年に御館山稲荷に合祀されています。奥殿と同じ巨岩の祠は現存し、威容を誇っています。

 

 

 

 

狐の巣穴

稲荷の神の神使(眷属=けんぞく)は狐とされていますが、その狐が住んでいたとされる岩の祠が山中に多数点在し、神威の発揚に寄与しています。

 

 

 

 

竜王山福聚坊水神(りゅうおうざんふくじゅぼうすいじん)

天正年間、弓法の秘法にて大村藩中に流行した悪疫を退散し、水神の秘法を伝授された鎌田久兵衛藤原朝臣正吉が、本明泉香淵に十七日間断食凝身心願により出現した水神を木像に彫刻しました。水難転除、牛馬安全の守護神で社務所前の遥拝殿に祭祀されています。

 

 

 

 

御神札授与所(おふだじゅよしょ)

神宮大麻(日本の総守護神である伊勢神宮のお神札)・稲荷大麻(御館山稲荷のお神札)の他、
家内安全・商売繁昌等の御神札や御神矢、健康・合格祈願・安産・交通安全・厄除け・縁結び等のお守りを、授与致しております。(社務所でも授与しております)

古いお神札は授与所の裏に古神札納所を設けておりますので、お持ち下さい。
(※お神札以外の注連縄や人形などの持込みは固くお断り致します。尚、神棚をお持ちの方は魂抜きのお祓いを致しますので神職にお尋ね下さい)

 

手水舎(てみずや・ちょうずや)

拝殿手前に「手水舎」と呼ばれる流水施設が置かれています。
神社にお参りする際には、まずここで手を洗い身を清めます。

古来より、水は「罪(つみ)」や「穢(けが)れ」を洗い流すものと考えられており、水の神秘な力により清める行事の一つです。
ご参拝の前にはこの手水によって身体をお清め下さい。

 

 

遥拝殿

「遥拝」とははるか遠い所から拝むことです。御館山稲荷は現在でも社殿と社務所が遠い所に位置している為、常に身近に拝むことの出来るように遥拝殿があります。

この遥拝殿に竜王山福聚坊水神が祭祀されています。

 

 

 

社務所

神社の事務、会議ほか様々な神社の用務に使います。当神社の社務所は境内から少し離れた御館山の麓にあります。詳細はこちらからご確認下さい。