神棚の祀り方

神棚について

神棚は神社の御神札(おふだ)を納めて、神々をお祀りする神聖なところで、家庭の中心であり心の拠りどころでもあります。

神さまを棚にお祀りするようになった起源は、今から千三百年も前に著された『古事記』に、天照大御神(あまてらすおおみかみ)さまがお父さまの伊邪那岐命(いざなぎのみこと)から賜った神聖な宝物を、神さまとして棚にお祀りされたと記されており、現在の神棚が伊勢神宮と深い関わりがあることが覗えます。

また伊勢神宮といえば、皇室の御祖先にあたり、日本人の総氏神として仰がれ古くから「お伊勢さん」と広く親しまれ、その御神徳によって日本は秩序づけられて発展してきたと信仰されていることから、全国の家庭で伊勢神宮の御神札「神宮大麻」(じんぐうたいま)が、お祀りされるようになったのです。

神棚の位置

神棚は家庭の中心となる部屋で、明るく清浄な高い(大人が見上げる位)ところに設けます。向きは神棚から見て南か東の方を向くようにします。どうしても神棚を設けることが出来ない家庭では、タンスなどの上を仮の神棚としてお祀り下さい。

神棚を取り付ける場所は、トイレや台所と向かい合わせになる場所や神棚の下を人が行き来したり、二階がある家で、その上を歩くような場所は避けた方が宜しいでしょう。(二階がある家には、神棚の上に「雲」と書いて貼り付ける場合もあります。)

御神札(おふだ)の祀り方

神棚には、一、伊勢神宮の御神札(神宮大麻) 二、氏神さまの御神札 三、その他の崇敬する神社(信仰する神社)の御神札を納めますが、御神札にはお祀りする順序があることに注意しましょう。例えば三社造りの神棚の場合は、中央に伊勢神宮、向かって右に氏神さま、向かって左に崇敬する神社の順番にそれぞれ御神札を納めます。また一社造りの神棚の場合は、一番手前に伊勢神宮、次に氏神さま、その後ろに崇敬する神社の順に重ねて納めます。

    

    

日々の祀り方

日々のお供えは少なくとも米・水・塩をお供えします。また、お正月や毎月一日・十五日、家族にとって大切な日などにはこの他にも野菜や果物もお供えし、季節の初物や珍しい物なども先ずは神棚にお供えします。
お供えしたものは「お下がり」として、家族みんなで頂きましょう。お下がりを頂くことで神さまのお力を頂く、という意味があるからです。
家庭での拝礼の作法は、神社に参拝する時と同じく二礼二拍手一礼です。